アトックスの原子力事業の内容

株式会社アトックスは東京都港区に本社がある原子力発電所保守管理・放射線物質関連業務を行う会社です。

日本の原子力の初めの時期から、原子力関連施設のメンテナンスを手掛けてきました。

東日本大震災の福島原発事故により、原子力に関してさらなる安全と安心の徹底が叫ばれています。

ISO9001の認証・取得し、原子力に携わるスタッフには資格取得を奨励し、充実した教育を提供します。

放射線資格取得者数は600名(2013年)。

特許・実用新案の登録実績は299(2018年7月)と多数あります。

これまで積み重ねてきた経験と知識をさらに深め進化させ、環境とエネルギーの課題問題解決に貢献する企業です。

アトックスの事業は原子力発電所保守管理業務として、放射線管理・放射性廃棄物処理・施設管理・鉛ガラスの除曇があります。

原子燃料サイクル施設関連業務では、ウラン濃縮施設メンテナンス・再処理施設メンテナンス・放射性廃棄物埋設施設・中間貯蔵施設の維持管理・原子燃料工場の維持管理といった業務があります。

ベンチュリ―工法を採用し空調ダスト掃除を行い、ダクト内に付着したチリやホコリを取り除きます。

コンパクト設計により短期間での作業を実現しました。

どんな形状・サイズにも対応するためエレベーターのダクトも掃除できます。

ダクト内部にチリやホコリがたまればカビやダニが繁殖する原因となります。

定期的にダクト内を清掃することで、空気汚染・悪臭を防ぎクリーンな室内環境を維持します。

 

様々な原子力事業とは

RI(放射線)関連施設支援業務にも力を入れる企業です。

各種加速器・医療用PET(陽電子断層写真)の運転メンテナンス、環境測定・放射性物質取扱施設メンテナンスを行います。

病院・大学・製薬会社・原子力研究所など、様々な施設で実績を多数積み信頼を得る企業です。

核医学医療事業関連業務でも大きな成果を上げています。

頭部PET装置の実用化に関する研究では、アルツハイマー病の早期診断のためPETを活用します。

高感度で低コスト、小型形状の実用化を目指し研究が進んでいます。

検査にかかる金額を削減することで多くの人が、アルツハイマーを早期発見でき治療に役立てられるでしょう。

人々を悩ませる病の一つにがんがありますが、このがん治療に関してもアルファ線放出核種を用いた研究が進んでいます。

体の内部からアルファ線で狙い撃ちすることができるため、切らずに治すがん治療が期待されています。

専門性の高い研究所や施設と提携することで、より早く精度の高い研究を可能にしました。

原子力連施設のメンテナンスや管理業務、核医学の発展に努めているだけではありません。

古くなった原子力発電所を安全に解体し処理していきます。

放射能を自然に減らしていくことで、埋没可能なほど安全になります。

原子力関連施設に携わる中で得たノウハウと知識を用いて、福島復興を最優先課題として取り組んでいます。

福島第一原子力発電所の事故により、汚染された周辺除染・廃炉工事などを行い地域の人たちが安心して暮らせる社会を目指しています。

 

研究を含め幅広い事業に努めている

施設を管理するためにも技術開発は欠かせません。

技術開発センターではいつも新しい機器開発・廃棄物処理技術の開発に努めます。

より良い技術を開発することで、早く確実に施設内を安全にクリーンに保つことができますが、作業員の安全・作業の効率化の向上にも力を入れています。

原子力における現場での仕事は危険も多く気が張り詰めていなければなりません。

効率よく安全が確保されることにより、現場作業員の心身の負担が軽くなります。

原子力関連施設で得た知識を活かし、ビルメンテナンス総合サービスも行っています。

設備管理業務、建物全体の清掃に加えてアスベストの除去も可能です。

アスベストは建築材料・電気製品・自動車などに使われています。

極細繊維のため、人や動物が吸い込んでしまうと身体に影響が出ます。

アスベスト除去は高い技術を持った専門の業者へ頼まなくてはなりません。

株式会社アトックスでは、このアスベストの除去も行います。

上水道の配水池、熱供給センターの蓄熱槽などの掃除では水中ロボットを使い綺麗にします。

放射線業務従事者に対する教育、放射能等の測定・定量・分析、放射線管理手帳の発行も行います。

株式会社アトックスでは女性の社会進出も後押しします。

管理・監督職に女性を増やし女性が働きやすい環境の実現を目指しています。

原子力関連施設をメンテナンスする企業として発展してきましたが、医療・清掃・ビルメンテナンスなど幅広い分野で活躍する企業です。

原子力は事故が起これば怖いものですが、人の生活を豊かにし命を守るための大きな働きもします。

人々の生活を助けてきた原子力関連施設・機器・研究をこれからも一層後押しし、サポートすることに努める会社です。

福島第一原発所の事故は大変な事故でした。

失った信頼を回復し、傷ついた環境を癒すため日夜、研究と業務に励んでいます。

最終更新日 2025年6月10日